和風のフリー素材(伝統文様、季節の風物)
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中国では千年生きるとされ尊ばれた鶴は、日本でも長寿を象徴するものとして、他の吉祥文と組み合わせ文様化されたものが多いです。
鶴が羽を広げたところを丸くデザイン化。家紋にも多く使われるが、刀の鍔に透かし彫りにしたものもある
羽を広げた二羽の鶴が向き合い文様。松をくわえたり、上下に向かい合うなどの変形も多い
向かい合う二羽の鶴を上下に菱形にした文様
折り紙の鶴を散らした文様
鶴が飛翔している姿を文様化したもの
古くは弥生時代の銅鐸にも描かれた文様で、鶴と並んで長寿のシンボルです。お祝いの文様には欠かせないものになりました。
長生きのため尾に海藻が付き、蓑のようになったもの
河原や海辺に見られる千鳥は多くの文様となっています。写実的に描かれた文様から単純化したものまで様々な形に描かれ、組み合わされるものも波や蛇籠など多くの物が意匠化されています。
単純化され可愛らしさを強調した文様
写実的に描かれた千鳥
千鳥の群れ飛ぶ様子の文様
干した漁猟網と千鳥の文様
渡り鳥である雁そのものの面白さに加え、連なって飛ぶ姿が文様として好まれました。雁金(かりがね)は、紋にも多く使われています。
紋に使われる。結び雁金
雁が斜めに連なって飛ぶ文様
首をのばして斜め下に向かって降りてくる雁をさす文様
身近な鳥として平安時代の和様化にともなって絵画や文様の題材にされました。竹や稲などと組み合わされたものも多いです。
福良雀とも書き、縁起の良い文様とした。子供の衣装などに多く使われる
平安時代中期以降に有識文様となるなど、蝶を本格的に文様に取り入れるようになりました。
蝶を二羽向かい合わせにして丸く構成した文様。菱形にする文様もある
江戸時代のブランドである光林文様の蝶。光琳の画風を真似て様々な文様が意匠化された。「林」の字を当てることで光琳を真似たデザインとして広めた
光林文様の飛ぶ蝶の文様
蝶の形をした熨斗の文様
「アキズ」という古名を持っている蜻蛉は古くは弥生時代の銅鐸に描かれています。「勝虫」「勝軍虫」とも呼ばれることから、武士階級に好まれ、武具の文様に多く使われました。
蜻蛉を散らし文様にした小紋柄
武具である矢と勝虫の蜻蛉の組み合わせ
菖蒲と勝負をかけて組み合わせた文様
俵藤太の退治話や軍神毘沙門天の象徴として知られているムカデは唇脚類(しんきゃくるい)の節足動物の総称です。有毒な種類もありますが、その猛毒の威力とか、出足の多いことの縁起から武士や商家に好まれた文様です。
百足の親子を丸文にした紋。毘沙門天の象徴である百足は武士には好まれた文様
歌舞伎役者や商家では「出足が多い」ことから縁起物に使われた