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古代中国の陰陽五行説を基に、天文や暦数を占う陰陽道が平安期に盛んになりました。また、北斗七星を神格化した妙見信仰も起こったことで星の文様化が進みました。
オリオン座の中央に並ぶ三ツ星。中国では三武といい、中央が大将軍星、左右を左将軍星、右将軍星としている。これらの星を品の字に並べて武神の象徴とした。
北斗七星の信仰による文様。延命長寿を願ったもの。中国では日月火水木金土の星を七曜にあてる。
道中安全のための印として牛車につけられた。七曜に想像上の星である羅ゴ(らご)と計都(けいと)を加えたもの。
小さな丸を星として、七宝繋ぎの四つの輪が重なる部分に置いたもの。
平安期の陰陽師安倍晴明との関わりが深い文様。交差線である「カゴの目」で邪をはらうといわれる。
古来中国では神仙が住むといわれた山中から湧き出る雲を雲気と呼び、その動き、色、形などで吉凶を占いました。特に縁起が良いとされた瑞雲は日本では「霊芝雲」と呼ばれ、仏教美術などに多く用いられています。
雲に尻尾状のものをつけて雲が飛んでいる様子を文様化。
棚引く雲を文様化したもの。
三つの飛雲を巴状に丸く構成したもの。
六つの雲を六角形に並べて亀甲文様にしたもの。
雷や稲妻を形象化し、曲折した直線で表した文様。桃山以降、江戸時代の能衣装によく使われ、荒々しい役柄を表しました。
中国古代の代表的な文様で、日本では能衣装の地紋などに使われた。
雷文を崩したような稲妻の文様。
豊年の兆しとされた雪が文様化したのは比較的遅く室町以降です。草木に雪が降り積もった雪持文として桃山以降に流行しました。元徳時代の頃に円形の雪輪が清涼感のある文様として夏の衣装にも用いられました。江戸後期には雪の結晶が観察され、様々な結晶文様が作られるようになりました。
江戸末期に刊行された、雪の結晶を図示した「雪華図説」から様々な結晶を花のように文様化したもの。
雪の結晶を文様化したもの。
雪輪を青海波のように扇形に重ねた文様。
吹雪(ふぶき)を表す文様。
初雪を表す文様。
河から運ばれてきた土砂が積もった洲によって入り組んだ形となった浜辺を文様化したものです。浜辺を表す文様なので多くは波や鳥と用いられます。また、「州浜取り」として文様の区切りに使われることもあります。
海に突き出た洲のある浜辺を表す文様。
反転した州浜文様を重ねて陰陽を表したもの。「比翼州浜(ひよくすはま)」とも言う。
波文様は海神を奉った神社で神紋として用いられました。また、戦国武将もその寄せては返す波の動きを戦の動きになぞらえて旗印などに使っていました。江戸時代にはそれまでの自然の動きを形象化したものではなく、波頭をダイナミックにするデザインが好まれるようになりました。
躍動感のある波を表したもので立波、荒波とも呼ばれる。
への字を連ねた波文は静かな海や小波を表す。
同心円の一部が扇状に重なり合った連続文様。